オーソドックスなフェリシモ風抱っこ紐

抱っこ紐にとって一番の問題となるのが、肩にかかる重量による負担です。したがって両肩の重量を支える部分の紐があまり細いと、圧力が集中してより大きな負担となります。
この問題を解決するには肩紐に当たる部分を幅広にして、負担を拡散するのが最良の方法です。そういった意味でフェリシモ風の抱っこ紐は肩紐を赤ちゃんを支える部分と等幅に作りやすいので、理想的と言えるでしょう。
フェリシモ風抱っこ紐の基本的な作り方は長さ135cm~140cm、幅13cm~15cmの表地と裏地の布を2組用意し、必要に応じて背あて用の布(15cm×15cm)を用意する。
紐の表地と裏地を縫い合わせ、両端を輪っかになるように縫い合わせる。同じものを2組作って、2つの輪っかを中央で垂直に交差させ、交差した一方だけ(紐の背中でクロスする部分は縫わない)を縫い合わせる。
これだけでも抱っこ紐として使用可能ですが、クロスに縫い合わせた部分に三角形に二つ折りにした背あての布を縫いつける(片側をマジックテープにして脱着可能にしてもよい)と赤ちゃんの背中の部分を支えやすくなります。
この作り方だと、お出かけの際に抱っこ紐をコンパクトに折りたたんでバッグなどにサッと収納できるので、とても便利です。